kazumi igarashi


雨が降る。と感じる時のにおい。


わたしの脳内には、うっすらと残像が浮かびます。

なぜそれが浮かぶのかはなぞです。

 

ただ、雨が香ると疼くのです。


雨女なのはそのせいかもしれないと思っています。


 ノスタルジィ展の作品は、脳内に感じる残像のザラッとしたイメージとムッとするにおい。の何が私をざわつかせるのかを考えながら作りました。


 雨が降り出すと解放されたような感覚を覚えます。


 これが《ノスタルジー》といっていいものか…と迷いますが。

 でも、やはり、この場所に行きたい?帰りたい?ような感じなので。間違いではないかな?と考えました。これがどこに向かっていくのか…

 今はまだ、自分でもまだわかりません。

 子供の頃の宝物は、近所の川で拾ったガラス石や鳥の羽とか。

 基地を作るのが好きで、いくつも作っていました。救急グッツや瓶に水を入れて持ち込み本格的な隠れ家を作るので見つかっては叱られていました。

 生き物が好きで、家でも色々な動物を飼っていました。昆虫やタニシやザリガニを掴まえるのも得意でした。調子に乗って蜂を掴まえて刺されたことがあります。

 一時期、本気でムツゴロウ王国で働きたいと思っていました。

 行動的なわりに自分の考えを言葉で伝える事をしないため、何を考えているのかわからない子という印象だったと思います。


プロフィール

kazumi igarashi

1972年生まれ 

札幌在住

2013年写真を撮ることをはじめる

現在、縁あってお誘いいただいたグループ展へ、たまに参加させていただいております。


写真展 ノスタルジィ

写真クラブKicky メンバーの写真作家12名が写しだす、それぞれのノスタルジィ。