横山 明日香

.あなたがノスタルジーを感じるのは、どんなことですか?

単純に、自分の子供時代を懐かしく思い出すこともありますが、今の子供達を見ていて、自分の子供時代は過ぎ去った過去だなと感じることも多いです。


現在のあなた自身の生き方や、作品制作に影響を与える過去の出来事や思い出はありますか?


小学生時代に読んでいた本。

福永令三「クレヨン王国」シリーズ、佐藤さとる「コロボックル物語」シリーズ、舟崎克彦「ぽっぺん先生」シリーズ。

中高生になっても、エンデの「モモ」「はてしない物語」などなど、読書のジャンルはあまり変わりませんでした。


テレビ番組では、惑星探査機ボイジャーの特番が大好きでした。

NHKの「シルクロード」「ルーブル美術館」「大黄河」とかも好きでした。

「兼高かおる世界の旅」も好きだった。


嫌いだったのは習い事「ピアノ」笑

毎日練習するのが嫌だった〜。

写真は、撮る時だけ頑張れば良いから好きです。



 ノスタルジィ展の作品についての思いや見どころを教えてください。


 幼稚園〜中学一年生まで住んだ、子供時代の思い出深い地を離れた後も、いつかきっと同じ地域に住みたいと強く願っていました。


 それがなんと、結婚して当時住んでいた同じ家(社宅)に住むことになりました!


 懐かしい間取り、昔と変わらない町並み、スーパーマーケット、駅、幼稚園、小学校…。しかし、私が戻るのを待っていてくれたかのように、再開発が進み、町は数年で一気に姿を変えていきました。子育てに追われるうちに7年前にその地を離れました。

 今年に入り、懐かしい家を訪ねてみたところ、なんと取り壊し工事中でした。懐かしい思い出が崩れ去る悲しみの中に、昔の名残を探し写真撮影をしてきました。


 それから間もなく、小学生時代に仲の良かった友人と偶然の再会。

 読書の楽しさを教えてくれたのはその友人でした。今回の展覧会では、自分の中のノスタルジーと、今に残るその痕跡を辿ってみたいと思っています。




1979年頃、自宅前にて妹と。

うさぎのぬいぐるみ「ラビちゃん」が宝物でした。ラビちゃんは、お人形ごっこをする時、いつも女王様役でした。


プロフィール

横山 明日香

空想好きで虚弱な少女時代、読書が大好きでした。

また、宇宙の不思議や、星空の世界にあこがれていました。

2004年〜2008年まで、一人車中泊でカナダ・アラスカへオーロラ撮影の旅4回。

現在は、北海道の星空を中心に、写真展や撮影講習会を催しています。


WEB Site

http://swingby-i.com

写真展 ノスタルジィ

写真クラブKicky メンバーの写真作家12名が写しだす、それぞれのノスタルジィ。