果咲

過ぎていくもの

自分から離れていくもの

漂って 触れないもの


そんなものに、私はノスタルジーを感じます。


高校生の時には、いつも「写ルンです」を鞄に入れていました。

特別じゃないシーンで、ふとした時に 考えずに撮る スタイルは その時から変わっていません。

いつも強く思うのですが

写真に写るのは ある瞬間 だけれど

その間も 時間や気持ちは流れていて

その時から今

そして その写真を見つめている時さえも

それらは止まらずに 動いている。

止まったように見える 瞬間も

常に動いている という思いを乗せて

今回のノスタルジィ展の作品制作に臨みました。

子供のころの宝物は、星や恐竜のカケラ (妄想)。

それから、競走馬の尻尾の毛 !

近くの崖の大きな木に、友達とダンボールや枝で秘密基地をつくって、冒険の気分で 虫や動物を眺めたり、家から食料を持ち出して居着くようになった野良犬にあげたり。

なんかそんな事がキラキラ輝いて見える子供でした。



プロフィール

果咲 みさき

1971年 夏生まれ。

走ったり 登ったりするのが大好きな子供時代。

大人になっても変わらず続いているのは つい妄想する癖。

写真は高校生の時に いつも鞄に入れていた 写ルンです が最初のカメラ。

馬が大好きで、牧場の馬を写したいがために、会社勤めの 初ボーナスでフィルムカメラを買う。

きちんとカメラを勉強し始めたのは 2015年からです。


2018年2月 

 初個展 「透明な雪」 Cafe & Dining bar Insomnia


2018年10月 

 2人展 「storia」 -写真と言葉で紡ぐフォトローグ- アリアンスフランセーズ札幌

写真展 ノスタルジィ

写真クラブKicky メンバーの写真作家12名が写しだす、それぞれのノスタルジィ。